
代表メッセージ
MESSAGE
「地域の守り手」としての誇りを胸に
古来より受け継がれてきた文化や歴史を大切に守ってきた私たちの地域「奥会津」は、日本の原風景が色濃く残る素晴らしい場所です。
しかし、2000年頃から吹き荒れた公共工事の削減政策、少子高齢化による地域基盤の弱体化、相次ぐ大規模災害への対応など、土木・建築業界を取り巻く環境は、激烈な変化を余儀なくされています。
弊社もここ十数年は、地域の中で必要とされる建設業の在り方を模索し、深刻な地域課題に対応しつつ、持続可能な社会の構築に寄与できる「地域と共に生きる」企業を目指し歩んでまいりました。
今後も、多様な連携と新たな視点の発想力によって、真に地域に貢献する建設会社の姿を追い求めてまいります。
1)地域インフラの町医者として
地域のインフラは地域で守るという考えの下、除雪作業をはじめ地域の道路・河川等の維持管理業務や災害時の対応においては、地域の建設会社による共同組合の一括受注方式により、年間を通して地域の安全・安心を他の組合員と共に最前線で守ってまいります。
また、更により良い仕組みづくりを目指し、県内の共同受注者による協議会に積極的に参画して、多様化するニーズに適切に対応してまいります。
2)複業で地域を支える
建設業の新分野進出の取り組みとして、農業法人「奥会津彩の里」を設立し、高地を利用した夏秋いちごや蕎麦などを栽培。
さらに早戸温泉つるの湯企業組合を設立し、指定管理者として運営にあたっており、歴史ある温泉は、地域を代表する観光スポットとして成長しております。
また、森林事業部では、先人によって育まれた貴重な森林資源を有効に活用し、森林の育成、素材生産から森林資源の高付加価値化を一貫して行うことで、引き続き、「会津の山力を最大限に引き出す」ため、地域の山の持続可能な森林経営と環境保全に寄与してまいります。
3)地域の活性化に向けて
過疎高齢化が進む当地域において、できる限り若者を受け入れ雇用を確保しながら技術者・技能者・オペレーターなどを養成し、ベテランからの技術の伝承を進めるなど、担い手の育成と技術の継承を計画的に進めてまいります。
また、「特定地域づくり事業協同組合制度」の活用なども含め、会社がどのようなかたちになろうと、地域の雇用をしっかり守られるための道を継続して探りながら、仲間たちと地域課題の解消や地域資源を活用した「奥会津」の活性化に取り組んでまいります。
