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埋もれ木から読み解く沼沢火山大噴火

2022年12月3日(土)に、一般社団法人IORI倶楽部・三島町・三島町教育委員会が主催する「埋もれ木から読み解く沼沢火山大噴火」調査報告会が三島町交流センター山びこで開催されました。

地域の方や遠方からお越しの方々を含め多くの参加者に恵まれ、100名定員の会場は満席となりました。各専門家の先生方からは、スライドを用いたわかりやすい説明を頂き、その興味深い内容に聴衆は聞き入っておりました。

報告会の「予稿・資料集」はこちらから参照できます。

ことの発端は、2020年2月に福島県が発注した大谷地区内の河川工事において、大きな埋もれ木の一部が河床に露出したことに由来します。この埋もれ木をIORI倶楽部の会員とそのお孫さんが川遊び中に発見したことで、埋もれ木の引き上げ計画が展開しました。そしてついに、2021年2月に埋もれ木の一部が引き上げられ、その姿を現しました。

この大谷川から見つかった埋もれ木(ケヤキ)について、地元では江戸時代の建材輸送に関する地域の伝承に類するものと想定しておりましたが、実際に炭素年代測定による樹木の成分を分析した結果、約5500年前に起こった沼沢火山大噴火によって発生した遺物であるとの見解が示されました。

IORI倶楽部に加盟し、埋もれ木の引き上げに関わった佐久間建設工業では、沼沢火山噴火に係る地域の歴史の解明につながる貴重な資料が発見されたことを記念し、諸種の活動を実施しました。ここにその活動経過を記録し、地域社会の学びに少しでも貢献できれば幸甚です。

なお、記録の再現性を確保するため、以下の記述は弊社のHPに掲載した文章をなるべく当時のままの表現であらわしています。

活動記録(2021年2月9日~10日)

三島町大谷地内を流れる大谷川の河床に埋没されていた大きなケヤキの塊を、IORI倶楽部の構成員である五十嵐林業さんが引き上げました。樹齢は400年以上のおばけケヤキです。

活動記録(2021年7月7日~7月9日)

引き上げられたケヤキの発見現場付近を再確認したところ、数本新たな埋もれ木が発見されました。7月7日には産総研より沼沢火山の研究者である山元孝広先生(火山学)が現場に訪れ、新たな埋もれ木の現状と発見された場所の地形や環境等を確認されました。

活動記録(2022年2月25日)

沼沢火山由来の埋没樹群、2回目の掘り起こし作業を行いました。より多角的な分析を行うため、昨年掘り起こしたケヤキの周囲に埋もれていたブナ、トチ、カツラの3本を重機を使って掘り起こしました。この度の掘り起こしには、関係者ほか大学や研究機関が参加しました。

活動記録(2022年12月3日)

2022年12月3日(土)に、一般社団法人IORI倶楽部・三島町・三島町教育委員会が主催する「埋もれ木から読み解く沼沢火山大噴火」調査報告会が三島町交流センター山びこで開催されました。

活動記録(2025年6月~12月)

5500年前の埋もれ木に関するモニュメント寄贈

令和2年4 月、三島町の大谷集落、大谷川河床から大きな埋もれ木が発見され、多分野にわたる多くの研究者の協力によって、今から5500 年前に起きた沼沢火山由来の大爆発によって生命活動を終えた樹齢450年ほどの「大ケヤキ」であることがわかりました。

この度ケヤキの埋もれ木の一部を利用し、奥会津の木でモニュメントを製作、ゆかりのある奥会津5町村(三島町・金山町・柳津町・昭和村・只見町)、関係機関へ謹呈する事となりました。

当モニュメントには沼沢火山の実態や火山によって引き起こされた大災害について、さらには当時この地で生活していた縄文人に与えた影響など、現時点で科学的に明らかになっている情報をモニュメントに付加し、より詳細な学術的情報はQR コードによって深く読み込めるように加工しております。

奥会津の魅力の一つとして、沼沢火山と当埋もれ木の情報を広く皆様方に知っていただきたく、製作いたしました。当モニュメントに触れることで、多くの子供たちが自分の生活する足元をしっかりと学んでもらえるよう、あるいは故郷を離れて生活している方々が自分の故郷を思い出していただく機会として、当モニュメントが寄与することになれば幸いです。

三島町へモニュメント寄贈(2025年6月24日)

三島町役場・三島中学校・三島小学校に5500年前の埋もれ木に関するモニュメントを寄贈しました。特に中学校や小学校では、多くの生徒たちに関心を持っていただきました。

金山町と昭和村へモニュメント寄贈(2025年6月26日)

金山町と昭和村の下記の施設へ、5500年前の埋もれ木に関するモニュメントを寄贈しました。各施設様におかれましては、弊社の寄贈物を快くお受け取りいただきまして、誠にありがとうございました。

【金山町】

・金山町役場

・金山中学校

・道の駅 奥会津かねやま

【昭和村】

・昭和村公民館

只見町へモニュメント寄贈(2025年7月15日)

只見町の下記の施設へ、5500年前の埋もれ木に関するモニュメントを寄贈しました。各施設様におかれましては、弊社の寄贈物を快くお受け取りいただきまして、誠にありがとうございました。

・只見公民館

・只見中学校

・ただみ・モノとくらしのミュージアム

柳津町へモニュメント寄贈(2025年9月24日)

柳津町の下記の施設へ、5500年前の埋もれ木に関するモニュメントを寄贈しました。各施設様におかれましては、弊社の寄贈物を快くお受け取りいただきまして、誠にありがとうございました。

・柳津町役場

・地域住民交流センター(ゆきげ館)

・つきみが丘町民センター

奥会津博物館へモニュメント寄贈(2025年11月14日)

南会津町糸沢の奥会津博物館様へ、5500年前の埋もれ木に関するモニュメントを寄贈しました。弊社の寄贈物を快くお受け取りいただきまして、誠にありがとうございました。

株式会社加速器分析研究所へモニュメント寄贈(2025年12月10日 )

株式会社加速器分析研究所様の白河分析センター(福島県白河市白坂一里段6-270)へ、5500年前の埋もれ木に関するモニュメントを寄贈しました。

弊社の寄贈物を快くお受け取りいただきまして、誠にありがとうございました。

加速器分析研究所様には埋もれ木の炭素年代測定を依頼したご縁があり、その調査結果がなければ埋もれ木の貴重さが判明しませんでした。ここに改めて厚く御礼申し上げます。

                   

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会長 佐久間 源一郎
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代表取締役社長 佐藤 岩男